パンテオンを背にしてロトンダ広場の二番目の右方向に進む道 (V. d. Pastini) に入り、道なりに直進すると、オベリスクがそびえ立っています。垂直に落ちてくる雨粒のせいで、オベリスクを見上げるのは困難を要しました。

至るところで、そして、ひょんなところで遭遇するオベリスク。もちろん、確たる意味があって存在するのですが、雨に打たれながら歩いていて遭遇するオベリスクは、ワタシにとっては、「ひょんな出会い」でした。

しかも、オベリスク=コロンナ広場と頭に浮かべていたワタシには、迷子になりそうな戸惑いの遭遇でした。ガイドブックの地図を開いて、現在地を確認。「あ。これはモンテチトーリオ宮なんだ。」と、オベリスクの背後に建つ国旗を掲揚している建物を見て、道を誤っていないことを確認できました。というか、“道なり”に従えば、そのすぐ先がコロンナ広場だったのです。



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